2011年09月14日

さっくりエンド感想:ユリリエ

 うわああとなったSSを思わず下げたり戻したり。

 さてさて、ネタバレ感想シリーズ本日はユリリエです。
 彼女は苦労しました。ほんと苦労しました。攻略機能は使ってもwikiのネタバレは(あまり)見ない、という方針でやっていたもので、キャップが外れない外れない。やっと外れたと思ったら……続きは本文にて。



 というわけで、以下、ネタバレ捏造誤情報注意です。

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 各バージョンのエンディング説明は、私がたまたまたどったルートの要約であって、他にもいろいろな方法でたどり着けます。
 感想はエンド達成順。2011/4/3〜4/16。……なんて短期決戦。

【ユリリエ】17歳。貴族の娘。色恋を楽しむ性質。家は、国王の婚姻と離婚によって地位を得て立場を失っている。分化前はいじめっ子だったらしい。
(貴族の象徴のような人。役割上、家の隆盛と没落も大事な要素なんじゃないかなぁと思う)

凡例
■(エンドバージョン):(説明)
(感想)

■友情A:「鏡の中の自分自身を愛することはできませんわ」「エェェ(´・ω・`)ェェエ」(ユリリエに振られて悔しかったので王様になりました)
 嘘です。友情ルートの説明になっていません。魅力でごり押ししてたどりついたので、ちょっと説明をごまかしました。
 この時点から「ユリリエ愛情むずいー」とつぶやきながらのプレイ。励みで出てくるから、他キャラのついでにちょっかいをかけるものの、まっっっったく落とせない。気が付くと好愛が下がっていたりする。本腰入れてクリアに乗り出したものの好友上がっても好愛がぴくりともしない。にぎゃー。
 エンディング自体は、ヴァイルの憎悪とか、貴族連中の背景を知った上で見ると、来るものがあります。エンディング回想で涙腺ゆるみました。

■友情B:すっかり城になじみ社交界の華になった主人公。彼はユリリエと友誼を深め、成人後も活躍を続けるのだった。
 データ的には上記と同じ。でも、別の切り口で感想を書く。つまりは、「楽しかった」と。
 ランテの傲慢を「好ましい」と答えたりして、いままでのプレイではむしろうっとおしかったユリリエと一体になっていました。
 そして、やっぱり、ヴァイルへの気づかいが嬉しい。なんだろーなー、この、超然とした感じ。でも、自分のことは小娘と呼ぶし、実際的な力なんてなんにもないんだろうに。かっけーなー。

■憎悪B:ユリリエと友誼を深め、そして、想いを寄せていた主人公。しかし、王配狙いを仄めかすことはあっても、決して一定以上の気持ちを示さないユリリエに、彼はいつしか憎しみを抱くようになる。
 上記データから反転憎悪しました。貴族的な、迂遠な、罵り合い対立エンド。このルートだと、ちょっと唐突なエンディングかも。でも、ユリリエ側は友情しか感じていないのに、こうなっちゃうところがかっこいいのです。

■殺害B:主人公は、自身の不誠実な行いによりユリリエとの不仲を極める。それはやがて、殺意を抱くに十分な憎しみへと育つのだった。
 冷静に考えると、なじられたくらいで殺すことはなかったんじゃ?
 もしかして浮気がばれた時点で名声ががくんと落ちたりしているのかしら。こわいこわい。
 好感度表示をONにしていたから、反転の瞬間が見えて本当に怖かったです。ユリリエがすごい目で睨んでいる気がしました。こう、シーンが終わる直前に反転してさらにマイナスにがっつり入って暗転。記憶では数値が見えなかった気がするのだけど、どうだっけ。
 たしか、どうやっても『永遠に変わらぬ』が発生してリアル印憎が上昇していたころでした。モゼーラさんと取り合いされるイベントとか楽しかったのになぁ。どのキャラも愛情エンドは一筋縄じゃいきませんね。

■愛情B:ユリリエは、主人公を全く理解できないが故に、彼の側にいることを求める。それが愛なのか好奇心なのか分からないまま。
 何回やっても何回やっても永遠の愛を求められて、おっかしいなぁと思っていたら、好愛の最大値は50(49?)でした。あーもー。
 しかし、やっと見た好愛低めの愛情ユリリエは可愛かったです。『永遠に変わらぬ』が本当の愛への期待だとするなら、このエンディングはある種の恋なんでしょう。恋する乙女。ユリリエが。うわー(笑)
 愛情キャップのため、最後の月まで魅力一桁でしたから、傍目に見てすっごいチグハグなカップルだったでしょうねー。『お見立て願い』とか、何を選んでも眉をひそめられました。そういうやりかたで外したキャップで、好愛上がりすぎて何回やっても何回やっても……(笑)
 そんなわけで、王配になっても背徳の噂が耐えないってのも、なんだか納得して受け入れました。彼女らしくて良いと思います。王様判定ぎりぎりまで、某商人なみにうさんくさい主人公でしたし。

■裏切A:結婚の約束したにも関わらず、主人公は女性に分化する。そんな彼……彼女の行動を、ユリリエは愛の試練として看過し、その側にあり続けるのだった。
 真実の愛かもしれない、彼女なりの復讐だったのかもしれない。なんともいえず、ぞくぞくします。
 いつも主人公が何を考えているのか分からない裏切エンドですが、なんていうか、別の意味で何を考えているか気になって仕方ありません。ユリリエの解釈を聞いて、どう思ったんだろう。ってか、それを決めるのがプレイヤーの仕事なのですが。
 素直に、ユリリエの解釈の通りだったと考えたほうが美しい、でしょうか。最終結果は変わらず「愛している」なのだから。

■殺害A:互いに深く愛し合いながら、何故か主人公の愛を拒むユリリエ。そのことを理解した彼の想いは刃に変わる。
 つまり、何回やっても何回やっても『永遠に変わらぬ』継続中。プレイヤーがキレた(ぉぃ)。
 大広間でユリリエを抱えて血の海にへたり込んでいる主人公とか、なんつーか、酷いけれど、絵になりますよね。
 殺害未遂の場合はとっても馬鹿にされた気がします。

■愛情A:ユリリエの捜し求めるものを主人公も探していたのかもしれない。違うものだったかもしれない。本当のところは分からないけれど、たぶん、分からないものは分からないまま、誓えないものは誓えないまま、ただ、二人は供に歩み始めるのだった。
 今気づいたのだけれど、エンドロールで寵愛者をヨアマキスに組み入れていました。結婚に際して姓を入れ替えたのかしら。
 それはともかく、やっと辿り着いた本当の愛エンド。フラグを満たしても選択肢を間違えてキャラなしエンドを何回か経験しました。今ならきっと間違えませんよ。もう一人の永遠の愛を誓うエンディングについて散々考えた後ですから(遠い目)
 私なりの答えは……まぁ、捏造成分多めの説明が、ひとつの答えです。浮気必須のエンディングではないけれど、うつろうことを確認するには分かりやすいですね。
「どうして私は失せるばかりだと思い込んでいたのかしら。再び生まれ出て育つこともあるのでしょうに。」
 ん。ちょっと希望が沸いてきました。物語は遠くへ行って帰ってくるもの。絆は失われかけて強くなるもの。そう考えると、王様にならないエンドロールでの、何度もピンチに陥っている関係の方が正しい姿かもしれませんね。今、ユリリエに幸せになって欲しいって感じています。意外ですわ。
 しかし、もう一人の方は、すぐに投げちゃうからなぁ。少しはユリリエを見習って欲しいです。

■憎悪A:主人公は、自身の不誠実な行いによりユリリエとの不仲を極める。しかし、彼の求めるものは彼女の「愛」なのだった。
 こちらはサニャ憎悪Aと好対照のギスギス仮面夫婦エンド。なんていうか、憎悪系で結ばれるエンディングってわくわくしますね。完璧な夫婦を演じながら、瞳には温かいものが欠片もない……なんて酷い話でしょう。
 ただ、王配にしてしまったせいか、独身時代の精細がないとのことで、ユリリエが可哀相なエンドロールでした。王様にならなければ、主人公側が可哀相な感じなんでしょうか。見ておけばよかったです。

■裏切B:ユリリエに結婚の約束を強要しておきながら、主人公は女性に分化する。
 説明文だけで酷さが良く分かりますね。
 愛情派生と違ってこちらは「それでも側に」って話にはなりません。残念です。「これも愛」には違いないけれど。


以上、ユリリエでした。
そういえば、陛下から彼女の恋愛遍歴を聞いたとき、「そうかー。侍従との恋を引きずっているのかぁ。怖いと思っていたけど可愛い人だなぁ」なんて、思ったこともありました。とんだ誤解ですね。でも、可愛い人ってところだけ本当です。怖くてかっこいいけれど、可愛い面もある御方です。

urikku at 23:03│Comments(0)TrackBack(0)かもかて 

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